Aki's Diary

日々の生活で思ったことなど

自己点検 新問研 ⑥

第12問 土地明渡請求(民法上の期間満了による賃貸借終了,建物所有目的の抗弁)

□訴訟物について

賃貸借契約の終了に基づく【目的物返還請求権としての】土地明渡請求権

□請求原因について

本問における請求原因として,
「(4)平成22年12月26日,原告は,被告に対し,甲土地の明渡しを求めた。」
などと記載するのは誤りである。

この点,民法上の法定更新の効果を否定するため(民619条1項),遅滞なき異議が請求原因になるとも考えうる。

しかしながら,建物賃貸借における更新拒絶の場合と異なり(借借26条1項前段),法定更新の規定は,所定の前提事実の存在から更新の合意を推定する,いわゆる法律上の事実推定と解される。そして,この攻撃防御の位置付けは,期間満了の主張に対する抗弁(黙示の更新の抗弁)になるとされている(司法研修所編「紛争類型別の要件事実【改訂】」〔法曹会,2006年〕98頁。なお,同書を以下「類型別」という)。

したがって,遅滞なき異議は請求原因とはならない。

なお,賃貸借の適用法令,借地契約の期間満了時における処理については,以下の図を参照せよ。

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第13問 動産引渡請求(即時取得,悪意の抗弁,過失の抗弁)

※ 問題は特になし。